シンプルP-1アドバンス受信機
タイトな工期の新築工事も漸く完了し、無事に消防検査を終了し一安心です。
今回初めて施工し感じたことは、機能的にはR型により近い感じで
施工及び設定等は今までのP型と同じ印象を受けました。
感知器の自動試験が出来ることや、出火場所部屋番号表示が出来るのが
魅力ですね。
ただ、出火室番号表示に関しては、昔のポイントアドレス型受信機や
共同住宅用自動火災報知設備で使用する、統合盤の方が表示部が大きくて分かり易い
アドバンスP-1シリーズ受信機も表示部が改良されれば、もっと分かりやすくなるような
気がするのは、私だけでしょうか?
設定に関しても、最近のフレキシブル受信機やR型受信機同様にPCでの設定書き込みが
可能なため、現場でのピコピコ設定時間が省略でき個人的には非常に便利に感じています。
(PCで専用ソフトで作成したデータをSDカードに保存し受信機に書き込みします)
【非常放送設備】
自火報発報信号を受けて作動するのが、非常放送設備です。
感知器発報時 - 感知器発報放送を出火階、直上階に放送
発信機押釦時 - 火災確定放送を出火階、直上階に放送
感知器発報放送から3分後に火災確定放送に切り替わり
火災確定放送から5分後に火災一斉放送に切り替わります。
今回は誘導灯信号装置へ(火災確定出力)(火災一斉出力)無電圧接点を出力させる為
非常放送のオプションコネクタで状態出力接点を使用しました。
【誘導灯信号装置】誘導音&点滅で避難口を知らせる誘導灯
誘導灯を音声・点滅動作させるタイミングは階別の火災確定信号を入力した時です。
ただし、非常放送設備が第一シグナル音(ファンフォンファンフォン)又は、メッセージ音
鳴動時・マイク使用時には誘導音を消音、第二シグナル音(ビュー・ビュー)鳴動時に誘導音を鳴動させます。
・・・なんともややこしい事です。
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