忘れる力!
丹後ウルトラマラソン
「自分、もう忘れたん…この前メチャクチャしんどかったやん!…100kmなんか走れる訳ないやん!
…調子乗んなや‼︎…」
はぁあ⤴︎❓…
距離短かなってるやん…
逃げてるやん…
ヘタレみたいやん…
しょっぼ〜… 」
…気がついたらPCに表示されているエントリー画面の60kmの方をポッチっとしていました。
しょっぼっ!
って聞こえてきそうですが、まだまだ私には9月の残暑厳しい中100kmを走り切る実力は有りません
5月のエントリーした時点の冷静な自己分析の結果だと信じています。
そして、エントリーしたからには、本番60kmに向けてトレーニングに励みました。
特に、前回レースでダメージがキツかった胃腸への対策やレース全体のペース配分等をしっかり検討し調整しました。
そして、前回の苦しみを完全に忘れて調子にのりだす・・・
「1キロ6分のペースで走ると60kmを6時間で完走できる・・・
それぐらいのペースなら行けそう、なんならキロ5分30秒でも行けるんとちゃうか?・・・」
「・・ってか、100kmでも走れたんとちゃうん・・・
100kmにしといたらよかったやん・・」
完全に調子に乗っていました・・・
スタートするまでは・・・
【目標タイム最低6時間切り】
当日は朝9:00のスタート時点で既に気温31℃、高温多湿のコンディションなので始めから無理して飛ばさずに、ペースを押さえながらも気持ち良く走れる速度をキープする事を心掛けてレースに入ります。
30km〜45km ペースが大幅に落ちる。
42.195km地点で4時間14分
補給、胃腸対策として持参したパワーグミやジェル、スポーツ羊羹等の補給すら手がでなくなりだす・・・
・・「これって前と同じのあかんパターン?」・・・
忘れていた記憶が体の疲労と共に徐々に思い出されてきます
そう、この絶望的な心身の状況と遥か彼方のゴールまでの距離・・・
「・・・じゃなくてよかった。」
「・・・にせんでよかった。」
「・・・100kmじゃなくてよかった」
「・・・100kmにせんでよかった。」
60kmを走り終わって、そこからさらに40kmを走り続ける⁉
そんなん、無理、無理、無理!
とりあえず、今回は60kmを選択した自分を褒めてあげたい
正直言うと、そんな気持ちで、ゴールを目指しました
残念ながら、目標タイムは達成できませんでしたが、全てを出し切り無事ゴールできたので
よしとします。
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