2022年DIARY


「適正価格を守り、値引く以上に価値あるサービスでお客様を満足させる商売が繁栄に結びつく」


ダイヤリーの片隅に書いてあった松下幸之助の言葉


消防設備工事や点検の適正価格について

そもそも基準となる「定価」みたいなものが無いので、会社によって金額のバラツキがあります。


既設物件の工事や点検は特に、建物の用途や規模、設備の状況や工事の際の難易度、クオリティー等の要因により施工金額は変動します。

職人により仕事のスピードや質、経験値等の違いは有りますが、過去の経験をもとに自分の基準で積算します。「やっつけ仕事」ではなく「自分の作品に胸をはれる」そんな仕事を心掛けて。。

価格は安い方がいいに決まっていますが、安いなりの仕事は絶対にしたくない

しかしながら、金額重視の場合はなるべくそれに対応しなければいけない・・

でも、利益もしっかり出さないと会社的に成長していかない・・

適正価格って難しい。


極論、値決めは自分自身の信念や哲学の反映と私は考えます



「値引く以上に価値あるサービス」

大阪では特に値引きが文化になっているので、「値引く以上に価値あるサービス」のハードルが相当高いと考えます。実際「安かったらなんでもええ!」ってよく耳にします

でも、値引きすることでしか受注できないのはどうかと思います。


安くて良い商品といえば、ユニクロの商品は素晴らしい。

品揃えは多く、価格は安いのに品質は良い。

ユニクロみたいな商いが理想ですが、さすがに規模が違いすぎるので

身の丈にあった、身の丈以上の仕事を心がけて。。


普段から仕事をするうえで「誠意と熱意」は大切にしています。

その上で、施工のクオリティーやスピード、レスポンス等を

意識しお客様から信頼していただけるよう心がけています。


「価値あるサービス」の基本は信用を積み重ねていくこと

結局、商いはお客様との信頼関係を築けるかどうかがとても大切と考えます。



先日、ちょっとしたご縁で既存飲食店の消防設備工事を受注しました。

初めてのお客様とのやり取りでしたが

地域貢献と、コロナの影響で厳しい状況下にあるお店に少しでも貢献できれば

そんな気持ちでお仕事させて頂きました。

勿論、御見積を作成し発注の連絡を頂いてからですが。


事前の現地調査から工事、消防検査迄を無事終え

消防検査後に依頼者様からコーヒーをご馳走になり少しお話した中で

「消防設備工事の金額ってなんでこんなに差があるの?」って素朴な疑問を投げかけられました。

一連の仕事が終わった後なのでぶっちゃけると、3社から見積をとっていた事と

その金額にすごく差があった事を教えて頂きました。


その話の流れで、弊社に依頼して頂いた事に感謝すると共に

必然的に弊社の見積金額が一番安かったのか確認したところ

正直に返答して頂けました。

「金額は2番目やった。金額も大事、・・・あと、人柄かな・・」


「・・・あと、人柄かな」


価格だけではなくプラスαの部分も選択基準にしていただいたことに

感謝の気持と共に、きゅっと身の引き締まる思いがした。


「適正価格を守り、値引く以上に価値あるサービスでお客様を満足させる商売が繁栄に結びつく」


松下幸之助のとても深いお言葉を新年早々かみしめ

今後も、お客様にとって価値あるサービスを追求し

提供出来るよう日々精進してまいります。


















株式会社ナカニシアラーム

株式会社 ナカニシアラーム 総合消防設備 設計・施工・保守

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